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『キックオフ!観光サミット』 栃木県の観光資源を見つめ直し、観光のあり方を探る

 二期リゾートが協賛・協力した「キックオフ!観光サミット2010in 那須 Adding Value to the Wonders of TOCHIGI」(特定非営利活動法人アート・ビオトープ主催)が昨年12月5日、二期倶楽部内の観季館において開催されました。
RIMG1109-1.jpgこれは、県内外で文化、アート、自然、農業、食など様々な分野で活躍されている方々を招き、成功事例、失敗事例を参考にしながら、栃木ならでは(オンリーワン)の観光へのアプローチとは何か、未来に繋がる栃木バリューとは何か、那須、栃木ひいては日本の未来の観光とは何かを論じる場を設け、これからの観光について見直すきっかけづくりをしようとするもの。当日は、須藤揮一郎栃木県副知事、高久勝那須町長をはじめ、県内外の行政、関連団体130名を超える観光従事者や一般の方々に参加していただきました。
 プログラムは、溝尾良隆帝京大教授による「新観光戦略による地域振興」と題した基調講演から始まり、ここでは新しい観光資源の発掘や行政や住民一体となった地域創造活動の必要性について語っていただきました。
 2部構成のパネルディスカッション第1部では、那須高原ビール株式会社社長の小山田孝司氏、宇都宮大学農学部准教授原田淳氏、那須どうぶつ王国総支配人の鈴木和也氏、「リンク栃木ブレックス」の株式会社リンクスポーツエンターテインメント社長山谷拓志氏の4 人を迎え、食、農業、観光、スポーツを通じた取り組みから「栃木・観光立県の可能性」について語り合いました。
 続いて行われた学生による"栃木再生プログラム"プレゼンテーションは、経営コンサルティング会社「リンクアンドモチベーション」との共同企画。応募の1500名の学生から選ばれたインターンシップ IMG_0711観光サミット128-1.jpg(就業体験)の精鋭学生が町内に宿泊し歴史、自然、食をテーマに現地調査し、そのうち1位に選ばれたチームのみがプレゼンテーションできるというものです。晴れの舞台でプレゼンテーションができたのは那須語り部マイスター制度「なすりべ」を提案したチーム。学生らしい、新鮮な視点で那須町の魅力を発信する観光プランに那須町の観光商工課の平山公夫課長からは「那須町としては、こうした提案は真剣に取り組んでみたい」という講評をいただきました。
 ティーブレークを挟んで行われた特別講演は東京藝術大学客員教授山本哲士氏による「ホスピタリティツアーリズム」。21世紀の視点からホスピタリティを捉え「地域」から「場所」に発想をもったホスピタリティビジネス、ホスピタリティツアーリズムの可能性について展開されました。
パネルディスカッション第2部では自然景観を生かした温泉保養地づくりに成功した大分県の由布院温泉「玉の湯」の桑野和泉さん、日帰り農村生活体験を提供する長野県上田市の農業生産法人「信州せいしゅん村」のむらおさ小林一郎さん、当法人の主催するサマー・オープン・カレッジ「山のシューレ」の顧問を務める武蔵野美術大学の新見隆さんら3人により、文化、アート、農業などの事例を通し、これからの観光の在り方について語っていただきました。
RIMG1206-1.jpg この後の懇親会は、参加していただいた行政や関連団体、企業、学生による異業種の異文化の交流の場となり、大いに盛り上がりを見せていました。参加者の方々からは「大変素晴らしい施設で、大変有意義な時間を過ごすことができました」「今後の栃木の観光を考えると、刺激的なイベントで、今後の栃木の観光のあり方を少しでも共有できたように感じられました」「本来ならば行政が考えるべきことであり、今後はこうしたイベントを通じて、広く連携ができる関係をつくってゆきたい」などの声が聞かれ、今後の栃木の観光のあり方について、広く認識を共有する一日となりました。(木下澄夫)
  • 2010/12/13