ギャラリー册【五節句の室礼】を1年間終えて...
忘れられつつある年中行事。まずは私たちに馴染みのある五節供から、その室礼と、現代工芸をあわせ見ることで、いま一度日本文化について考え、楽しみながら継承していける場となれば、という思いから始まったこのシリーズは、先頃の端午の節供でひと回りいたしました。この企画は社員の学びの場としても開かれ、室礼と、講座と直会に、二期倶楽部のレセプションスタッフ、東京オフィスのスタッフが参加しました。

直会とは、神様やご先祖様に供えた季節の野菜や果物などの盛物を皆で頂き、自然の力を我が身に受ける「神人共食」のことを言います。中川料理長が腕を振るい、展示している作家の様々な器に盛ります。作家の器で食事をするという楽しさも体験でき、実際に使用する事で、作家や作品への理解がより深まる機会にもなっています。
「室礼は家庭内文化です。」と、折にふれて山本先生はおっしゃっておられましたが、室礼は、私たちの身近にある野菜や果物、生活用品を使って、昔から行われてきました。様々な祈りや願
い、感謝の気持ちを盛り物に託して表現するこ
とは、決して難しいことではありません。大切なのはその気持ちを持つことであり、それを表現する行為なんだということを教わったように思います。参加されたみなさんは、どんな話を聞いて、どんなことをしたか、それはどんな意味があるのか、誰かにお話をされたでしょうか? お家で室礼を実践されたでしょうか? これをきっかけに、是非とも継続して頂いて、できれば周りの人にも教えてあげて欲しいと思います。そうすることで私たち二期リゾートの社員が持っていたい、素晴らしい日本文化を伝える心が広がっていくのだと思います。(平林悠紀子)