ギャラリー册「五節句の室礼」プレイベントを開催いたしました。
この企画は私たち二期リゾートの社員も参加し、社員の学びの場としても開かれたものです。会期中には、山本先生の室礼講座と「直会(なおらい)」も行ないます。
直会とは、神様やご先祖様に供えた(室礼えた)季節の野菜や果物などの盛物を、皆で頂き、自然の力を我が身に受ける「神人共食」のことを言います。ギャラリー册の直会では、節供にちなんだお料理を、レストランの料理長が腕を振るい、展示している作家の様々な器に盛りつけます。作家の器で食事をするという楽しさも体験でき、実際に使用する事で、作家や作品への理解がより深まる機会にもなっています。
早速、去る4月27日(月)、お客様にこのような場を心から提供することができるよう、まずは私たち社員自身が体験し、楽しさを実感するため、五節供のシリーズのプレとして、社内向けに端午の節供の直会を行いました。今回の主旨は、陶芸作家の大町彩さんの作品と、二期倶楽部で行なっている室礼をコラボレーションさせるというもので、端午の節供にちなんだ骨董、根付きの竹の子、菖蒲などが那須より運ばれました。
左:まっすぐな成長を祈る竹の子と強い香りが厄を払うといわれている菖蒲。
右:柏餅の柏の木は新芽が出ないと古い葉が落ちないのでそれにあやかり、親が子の無事を見届けられるようにとの願いが託されている。ちまきは武士の非常食。(写真:柳田隆司)
直会には東京のスタッフ約15名が参加しました。皆で大町彩さんの大皿に竹の子を盛ったり、ゼラニウムを生けたりして、各々のセンスで室礼しました。その後、参加者全員で五色の和紙を使って折り紙の兜を作りました。各テーブルからは、「懐かしい」という声が聞こえ、大変好評で、皆で童心に返ったひと時でした。
武士の象徴で出世を願うという兜を作りました。(写真:柳田隆司)
その後の直会では、広尾二期倶楽部の中川料理長による、端午の節句にちなんだお料理がならびます。いつもとは勝手の違う器に中川料理長も一瞬戸惑われたようですが、大町作品のユニークな模様や造形を活かし、「目に楽しい」盛りつけをしてくださいました。 最後には、北山社長のご自宅で採取された桜の葉のお茶で、春の名残を皆で楽しみました。
器をキャンバスに絵を描いているかのような大町作品。(写真:柳田隆司)
大町作品と中川料理長のお料理のコラボレーション。(写真:柳田隆司)
今回の直会プレ企画は、私たち社員のコミュニケーションの場にもしたいと思っていました。毎日顔を合わせていても、仕事以外での共同作業や、食事を共にしたことがなかったという人もいます。このような取り組みを機に、ますます豊かな社内コミュニケーションが生まれることを願います。
室礼は、日本文化を伝える心と言われていますが、古くから日本人が大切にしてきたものとは何なのか、室礼を学ぶことで見えてくるように思います。 册の提案する直会が、今後、室礼の楽しさ、学ぶことの楽しさ、共食の楽しさ、芸術の楽しさを共に分かち合える場として、お客様にも、また二期リゾートで働く人たちにも活用されるよう、願っています。
子孫繁栄と勇気を称えるゼラニウム。
- 2009/05/28


