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二期・学びのワークショップ報告

「学習しつづける共同体」。私たち全員が仲間やゲストのおもてなしを通して気付き、さらにその気付きを通し、自ら学び、自らの成長を実感することが喜びの源泉となり、発想を深めていくことができるのです。会社は第二のスクール。食とアートのコミュニケーションの場としてどう在るか、真のおもてなし文化を通してクリエイティブな空間や時間をどう創るか、自らを問い、日々業務に取り組んでおります。
今回は、21世紀の観光業の課題の手がかりに、岡本伸之先生の研究報告「21世紀の観光学の課題」をテーマに行いました。以下各スタッフの感想文を紹介いたします。

● NIKI CLUB & SPA レセプション (Т・Т)
自分が身を置くホテル業界の現状をなかなか客観的に把握する機会が少なかったため、今回のレポートは非常に勉強になりました。統計で得た数値からの考察に対して自分の感覚のみで論ずるのはやや乱暴だが、冒頭の旅館やペンションが衰退の一途をたどっている件については、そもそも増えすぎた店舗が自然淘汰を受けているように感じられます。もちろん多様化する社会の流れに変動を受け、その需要に応えられないのも要因であろう。ホテルはまだ成長曲線を描いているとのことだが、いずれ旅館やペンションのように業界全体としてポテンシャルも何年か先にはやはり下がってゆくことが考えられます。そのときに数多くあるホテルと一緒に衰退をしてゆくか、それともオピニオンリーダーとして新たな活路を見出してゆくか、それは今二期でどれだけ地力を蓄えられるかにかかっていると思われます。

● にき倶楽部1986 ラブリーズ キッチン(I・G)
旅館業が1986年を境に衰退してきているとは、私共の本館とたまたま同年であったことで驚きました。
ニューツーリズムについて健康維持・増進の傾向とある関係事項の中で私たちができることは食についてです。なかでも食材について、地産地消を謳っている二期倶楽部ですが、地元には良いと思うがなかなかお客様へのインパクトは薄いもの(何が良いのか印象が薄い)、野菜も無農薬だったらなお良い程度で、誘致できるほどの要因にはならない。現在ごく一部の方たちが実施し話題になりつつある栽培方法-----個人的に研究中で畑の一部でテストを進めている無肥料栽培(無農薬、無化学肥料、無有機肥料、無消毒種子)は相当時間がかかりそうです。
自然環境保護、滞在型で地域固有の歴史・文化に触れるエコツアーが注目され始めている今、この追い風を有効に活かすことが必要との記述があったが、まさにアート・ビオトープと二期倶楽部のコラボレーションだと感じます。(社長の発想より私は相当遅れているが......)
社会人の基礎的な能力といわれる3つのポイント、考え抜く力、実行力、チームワーク。どれも当たり前に思いつく言葉だが、なかなか遂行されないのが実情です。自分で課すことは多くあるが、この3つに集約して全ての事柄に当てはめて考えることは非常に意味のあることとで、部下にも指導でき、理解しやすいと思います。

● NIKI CLUB & SPA ガーデン・レストラン キッチン(B・K)
「研究報告」を読み、最初に気付いた点は、日本の宿泊産業の中でホテルに比べ、旅館は1986年以降衰退を見せているという点です。また、現在成長軌道にあるホテルの中でも、和の要素を取り入れた物が好評を博していることは、日本人としての根本的な和への意識および深層心理に起因するもので、それが二期倶楽部内における和朝食の高人気の最たる原因に繋がるのでしょう。
次に食材、おもに野菜に関する考察ですが、私自身、この二期倶楽部に来てはじめて野菜を意識して食べました。そしてその結果、「地域の食材を利用する」という点に感心し、その重要さを理解することができました。
今後、可能な限り「地域の産物」の利用および洋のみならず和の知識の探求。この2点を最重要視し、活用できるよう考慮・行動してゆきたいと考えています。

● にき倶楽部1986 ラ・ブリーズ キッチン(H・Т)
人々の関心の方向がエコや健康・美容などに向いているといいます。まさに二期倶楽部東館の目指すものと同じではないかと思われます。
スパやアロマトリートメントでの身体からの外からの癒し、地元の旬の食材や菜園の朝採り野菜による内側からの癒し、さらに森林浴や美しい四季の景色を見ることによる気の癒しなど、これらをすべて有しているホテルは他にはないのではないかと思います。

● にき倶楽部1986 ラ・ブリーズ キッチン(Y・S)
今回読んだ資料は一部分に過ぎないと思うので、さらに視野を広げ時代の変化に柔軟に対応してゆきたい。奇をてらわず、少し地味目でも持続可能なツーリズムが成功するということを覚えました。
「観光振興の本質的な意義」というところにもすごく共感を覚えました。観光客(ゲスト)と地域住民(ホスト)との間でのふれあい、知恵、情報の交換で双方が刺激を受け、成長してゆく。日本国内でも文化、生活習慣が大きく異なる場所があるし、それを伝統として守ってきた人々がいます。それに出会うことが観光の醍醐味なのだと強く感じました。これらを踏まえてゲストとふれあいたいと思います。

● にき倶楽部1986 ラ・ブリーズ リキュールルーム(K・K)
ホテル業に実際に携わり、資料を読んでみて宿泊産業の難しさを改めて感じました。そうした中で、お客様が"二期倶楽部"を求めていることを実感し、二期倶楽部に何を求め、二期倶楽部が何を提供できるか、常に顧客ニーズに応え、かつ二期らしさをなくしてはいけないと考えています。
私がバーカウンターに立ち、実際に触れたお客様が求め、感じている二期らしさとは、大自然の中の優雅な空間、新鮮な地元野菜をふんだんに使った料理はもとより、人の温かさやぬくもりを感じるサービスが何よりお客様の心に残り、一期二会へと繋がっているように感じました。きれいな部屋、景色だけではなく、それを丁寧に案内、散策のお手伝いをする人、美味しい料理それに気持ちを込め、お皿に摘んできたばかりの花を添える人など......。印象に残り、また来たい、帰りたくないなと思わせるのは、いつでも人の温かさによるものが大きいと思います。何度も足を運んでくださるお客様は皆お話をするのが大好きな方たちばかりです。

● にき倶楽部1986 レセプション(Y・S)
宿泊産業を3つの業態に区分して分析した、大変興味深いレポートでした。二期倶楽部は、オーベルジュ→滞在型スパ・リゾート→カルチュラル・リゾートと、常に新しい宿、新しいリゾートのあり方を提案し、独自のスタイルを築き上げてきました。
22年間積み重ねられてきた風格と品格とクオリティを損なうことなく、さらに「心と身体にやさしい洗練されてきた3つの椅子」に磨きをかけるために、何が求められているのか、何をしなければならないかを、常に具体的に考え、行動していかなければならないと思います。
特に印象に残ったのは
(1)「企業の目的は新たなる顧客の創造である」との指摘です。経営環境の変化をいち早く認識し、顧客のニーズを把握してゆくという、マーケティングの重要性を再認識しました。ホテルは、ある意味で「ゲストが創る」ものだといえると思いますが、そうであるならば、総花的に顧客を獲得するよりも、あえて「来てほしい」顧客を集中的に取り込むために、ピンポイントの営業をしてみることも必要になってくるのではとも思いました。
(2)スタッフを多能工としての育成することの重要性が指摘されていましたが、各スタッフがどのセクションにも精通し、一方で「高度な専門知識をもった、そのセクションになくてはならない名物スタッフ」の存在も求められているのではとも思います。
(3)地域の特性を活かすこと、また、地域との連携(「産」「学」「官」との連携)、地域との共存共栄についても、今後更に推進する必要があることを再認識しました。観光振興の意義が「観光客と地域住民双方が情報を交換し、何らかの気付きを得て変身し、成長する」との指摘も興味深いものでした。今夏スタートした「アート・フェスタ那須」などの新しい試みは、交流の場としても、学びの場としても、そして地域の情報発信基地となること、地域の観光のオピニオンリーダーになるという意味においても、重要なイベントであり、継続させていく必要があると思います。

● NIKI CLUB & SPA アロマトリートメント(A・Y)
約1年前ここで勤務する前に一度ゲストとして宿泊したことがありました。季節は冬で、お天気も曇りから雨という日だったのですが、車を停め、案内されたレセプションの暖炉で、ほのかに香る薪のいぶされた香りと、薪のはぜる音に、また、今はいらっしゃいませんが、案内をしてくださったスタッフの笑顔にとても温かい気持ちになったことを思い出します。この報告書を読ませていただいたのを機に改めてホテルに勤務することについて考えてみたいと思いました。

● 観季館 ペストリー(S・K)
社会人基礎力といった能力は私自身高いレベルになりたいと思っているので、それが差を縮めていける
オフの時でも一社会人として、一市民として恥ずかしくない行動、言動をとろうと強く思いました。

● 物流・販売サービス(H・M)
ホテルの運営に携わる者として普段耳にする言葉や何気なく考えていたことも、その重要性を改めて指摘されました。お客様が何を一番求めているのか、日々業務を行う上で、もっとも考えなければならないことです。物販においてのニーズは宿泊したお客様がアメニティーで使用した、客室で使用したリネン類、レストランで召し上がったものがよく売れています。召し上がって良いと思った商品は、購入して間違いはないので、たとえ単価が高かったとしてもまとめ買いなさる方や、何度も購入してくださる方もいらっしゃいます。
また、「ホテル業に従事する従業員はあらゆる業務を経験することにより、人間的に成長できるようにすることが望ましい」とありましたが、まさにその通りだと思います。私が入社して間もなく、二期倶楽部の主要セクションでの研修が実施されました。いろいろなセクションの業務を知ることで、お客様へのご案内や会話もはずむようになり、とても良い経験でした。

● にき倶楽部1986 レセプション(O・C)
できるだけ余裕をもって「ご滞在の想い」をお聞きしたいと思っています。でてきた「不満」「残念だったこと」に着目し→それが今後の課題になっていくのではないかと思います。
1泊されたお客様より「ここは連泊が必要ですね」とのお声をいただきます。二期の森で何もせず、のんびり過ごしていただくことが理想だと思っています。物があふれている時代だからこそ、連泊して心を空っぽにして(きれいに)帰っていただきたいと心がけています。
今回資料を拝見させていただき、二期倶楽部特有の課題があるように思いました。

● にき倶楽部1986 ゲストサービス(Y・M)
ゲストに対する新鮮な気持ちでもってホスピタリティーあるサービスをしていたつもりがマンネリ化してしまうこともあったかもしれません。私自身初めて二期の森に足を踏み入れた時の感動とその時接してくれたスタッフの笑顔を忘れずに、「初心忘るるべからず」で一組一組のゲストと大切に接してゆきたいと感じました。

● にき倶楽部1986ゲストサービス(M・K)
著者がいう、さまざまな部署を経験し、人間的に成長してゆくことは、結果としてお客様の満足度を高めることに繋がるという趣旨は共感できるものでした。日本人が得意とする和の精神、チームワークを重んじ、従業員同士尊重しあうことが日本人にしかできないホスピタリティーサービスを生むのでしょう。

● にき倶楽部1986 レセプション(W・М)
日々私たちは成長し、学ばなければいけないと感じました。そして「学びと気付き」は二つの方向から自分自身へ吸収ができると思います。今回の研究報告。すべてではありませんが、共通する事柄を以前から北山社長に教えられていた感じがしました。

● NIKI CLUB & SPA レセプション(K・F)
論文を読んで、総合職として「前に踏み出す力」をつけていかなければいけないと実感しました。
二期には独自の文化があることを改めて感じられ、枠組みにとらわれず"二期らしさ"をより追及できたらと思います。
サービスの質を上げる! これを実践して、唯一無二のこの場所としてあり続けられたらと思います。

● ゲートハウス(K・S)
私が読み終えて最初に感じたことは、北山社長のすごさでした。1986年のオーベルジュにはじまり、アロマトリートメント、長期滞在型ホテル、ホテル内での野菜づくり=食と健康、アート・ビオトープなど......。先見の明というか、時代の先取り、ゲストのニーズに応えるというよりもお客様に今後の人生の過ごし方を提案しているようなすごさに驚きました。そして感謝しています。
二期スタッフ全員でよい流れに乗れるよう頑張ってゆきたいと思います。

● NIKI CLUB & SPA ガーデン・レストラン キッチン(F・Т)
ホテル業に従事している以上、ライフキャリアを通してホテルのあらゆる業務を経験することを通して人間的に成長できるようになりたいと思いました。

● NIKI CLUB & SPA ガーデン・レストラン キッチン(M・Y)
研究報告を読んだ感想は第一に難しい。今まで、約20年間この業界に働いてきたにもかかわらず、知らないことが多く情けなく感じました。自分が旅行に行くとしたら何を求め、何を期待するか、それを考えるのがこれからの自分への課題だととても考えさせられました。
現場で何が足りないのかが結構見えてきます。それはシンキング(考えて仕事をする)すること。まず頭で考えてから行動に移す。なかなかできないことかもしれないが、これからも指導してゆきたいと思います。

● NIKI CLUB & SPA レセプション(Т・A)
近年ニューツーリズムに大きな関心が集まっていますが、今後ホテルとしても新たな需要を消費者に向けて発信していくことが重要であると感じた。その点で「アート・フェスタ那須2008」の持つ意味や重要性を同時に実感できたように思います。

  • 2008/12/05